会員の想い

前川 徹

理事:東京都 国際大学グローバル・コミュニケーション・センター 所長

2015年12月に安土城趾を訪ねた。中世の山城と変わらない城跡だと思っていたが、大手道の石段、その両側に配置された羽柴秀吉、前田利家などの館があったと伝えられている敷地、本丸御殿跡、天主台などの遺構が見事に残っている。圧巻は大手道だ。山裾から側溝も含めれば幅8メートルの石段が180メートルも一直線に続いている。この大手道をみれば、安土城が普通の城でないことがわかる。この一直線の大手道の石段は、安土城が権威を示すための城だったということを物語っている。この豪壮な大手道の石段を見れば、誰もが安土城を復元できればと思うに違いない。是非、一度安土城趾を訪ねていただきたい。

山崎 千代

理事:草津市

今年度理事を務めさせて頂きます駒井千代です。私自身、織田信長の学びを通して、安土城再建の夢を持つようになりました。昨今、日本の城にはこれまで以上に国内外問わず、多くの方が関心を寄せるようになってきているのを感じます。各地に寄せて頂きますと、中でも驚くほどに、安土城に熱い想いをお持ちの方が多数いらっしゃいます。勿論、安土城再建に向けては難題が山積しています。しかしながら、NPO法人安土城再建を夢見る会が立ち上がってからは、安土城再建に向けての勉強会などを通じ、会員相互が学び交流する機会ができました。 まずは、安土城に関心を持つ方がしっかりとしたネットワークでつながり、情報、思いを共有化していくことが重要であると考えています。私自身も関心のある方がつながれるよう、より尽力してまいる所存です。

佐竹 博之

理事:近江八幡市

私が当会の正会員登録させていただき早一年が経過し、過日総会で理事就任承認を得、自他共に実績が求められるこの一年と位置づけ 自身覚悟を決めたところであります。 昨年の反省の中に、我々の活動が肝心の市民に認知されていない事実を共通の重要課題と受け止め、今年度を『認知元年』と位置づけ、まず、現状の会員の地区別・年齢別等層別した組織図化を行い(正会員・賛助会員)今年度の目標値(ありたい姿)を見定め組織拡大における役割(責任)分担を明確にした広報活動が優先課題と認識しています。今年度中のイベントとして、八幡堀界隈で 茶の湯の会(野点)会場設営し、琴の調べ 信長  安土城の歴史談義等観光客を巻き込んだ企画を提案します。

山内 克彦

一般:名古屋市

従来、文化財の復元や整備は文化庁や自治体が政治として決めていくものであったと思いますが、政治任せだけで本当に良いのでしょうか?インターネットやスマートフォンから個人が情報発信をしていけるようになり、同じ思いを持つ人が集まれば思いを叶えられる時代がきていると感じています。建築や歴史学に特別な知識のない私でも、声を出していけば皆さんとの夢の実現に近づけるのではと思い、入会させていただきました。

木下 達文

顧問:京都市 京都橘大学 現代ビジネス学部都市環境デザイン学科 教授

京都橘大学の木下達文と申します。現在は現代ビジネス学部都市環境デザイン学科の教授をしております。また、学内にあります、地域連携センターという部署のセンター長を担当しており、おもに京都、滋賀、和歌山の地域振興・文化振興に力を注いでおります。数年前までは東日本大震災にともなう文化施設の被害調査並びに被災地域における文化の振興などの研究と支援を行っておりました。かつては博物館や博覧会のプロデュースを行う会社におり、専門は文化政策や展示メディアといった分野で、その関係で2010年に奈良で開催されました平城遷都1300年事業にも2004年頃から関わっておりました。あのときは再建上問題よりもむしろキャラクター問題の解決に追われました。京都の観光も手がけておりますが、京都よりもむしろ滋賀県の方が文化の深さがあり、安土城を核としながら地域の方々に自分たちの文化を再認識する機会となればと考えております。最も関心のある時代は実は1万年以上続いた縄文時代です。したがって、私の中では再建が最終目標ではなく、それを通じた県内文化の振興が最も重要な課題なのです。いろいろと課題はあるとは思いますが、できるところからやることが大事だと考えております。仕事柄、十分にお手伝いできない部分が多いとは思いますが、課題の大きな所(論争調整等)でのお手伝いができればと思っております。今後ともよろしくお願い申し上げます。

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